その43 「個人の意思より集団を優先する日本人」なぜ?その対応は? を考える
「個人の意思より集団を優先する日本人」なぜ?その対応は? を考える
参考資料によると
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日本人は「個人の意思よりも集団の目的を優先する」
日本人は摩擦を恐れるあまり自分の主張を控え、 集団の和を乱すことを極力回避する傾向の強い人たちだと感じます 。
集団の抱えている、いろいろな不都合や問題点に気づいて、 空気を読まずに指摘してしまう人が、しばしば冷遇されます。
集団のルールを守り、前例を踏襲し、 集団の上位にいる人の教えや命令に忠実に従う、 従順な人が重用されます
この考えかたは、グローバルスタンダードとは異なる
この考え方は、集団としてのパワーが発揮できる、 周りの人の思いを読んで相手を「おもてなし」 できるなどの良い点があります。
しかし、例えばヨーロッパの先進国では、「みんなと同じこと」 や「意見をいわないこと」が愚かと考えられています。
「みんなに合わせられないこと」「みんなと違う行動をすること」 が愚かと考えられる日本とは異なります。
特に、グローバルビジネスの世界では、 前者がスタンダードな考え方です。
日本では、満場一致の一枚岩を良しとしています。
しかし、フランスでは「一つの考え方より、 二つの考え方があることにより価値がある」 という言葉があります。
この考え方の副作用としての課題
日本人の「個人の意思よりも集団の目的を優先する」考え方が、 副作用としていろいろな課題を生んでいると思われます。
課題を挙げてみます。 皆さんも実例を思い浮かべることができると思います。
多様性と自由が認められない
学校では破壊的な天才児 より 従順な優等生が優遇される
本質的な正しさより 仲間内の正義が優先される
冷静に議論ができない (いつの間にか、よそものに対する人格攻撃になっている)
イノベーションが生まれずグローバル・ ビジネスの主役クラスでなくなった
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の成功を収めました。
その原因の一つが、日本人の「 個人の意思よりも集団の目的を優先する」考え方と思われます。
「個人の意思より集団を優先する日本人」なぜ?その対応は?
次回は、
この考え方はなぜ日本人の特性になったのか? 進化をキーワードに考察します。
それを踏まえて環境が変わった今、どう対応することができるか? を考えてみます。