その7 「さまざまな刺激、わき起こる思考、暴走する感情」に心が振り回されていませんか?
「さまざまな刺激、わき起こる思考、暴走する感情」 に心が振り回されていませんか?
出典「疲れない脳を作る生活習慣」 by 石川善樹さん
皆さんは、「さまざまな刺激、わき起こる思考、暴走する感情」 に心が振り回されていませんか?
例えば
仕事中に大事でもないメールやネット記事にむやみに反応
休んでいるのに仕事のことを考えてリラックスできない
不安がわき起こり緊張し、身体がうごかず能力を出せない
気になることで心の中がグルングルン、仕事も私事も手につかない
私は、これが原因で「無駄な時間を過ごした」と悔やみ、疲れ、 生産性が下がり、イライラすることもあります。
「こんな私で大丈夫か?」と不安でさらに、 心が振り回されてしまいますね。
これを改善するために「心を育て身につける能力」 には2つあります。
①わき起こる思考、暴走する感情を止めて、「 いまここに集中する能力」
② わき起こる思考、感情を「客観的に受け入れて振り回されない」 能力
この能力を身につけるための★1日5分の練習方法をご紹介します 。
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1 「いまここに集中する能力」を身につける練習
①姿勢を整える
背筋を伸ばす。一度肩に力を入れて、 ストンと肩を落として力を抜きます。
目を閉じる
②呼吸を整える
15秒ぐらいかけてゆっくり息をはく、 5秒ぐらいかけて鼻から息を吸う
③心を整える
目の前のひとつのことに集中する。
★初心者へのお勧めは呼吸の数を「ひと〜つ、ふた〜つ」 と数えて呼吸に集中することです。
次のプロセスを繰り返して練習します。
目の前のことに注意を向ける
↓
しばらくするとつい別の事を考えて注意が散漫になる
↓
再び、対象に注意を戻す
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2 「わき起こる思考、感情を客観的に受け入れて振り回されない」 能力を身につける練習
わき起こる思考や感情、体の変化などを、 いちいち立ち止まって吟味しない。観察しながら受け流します。
例えば、「いま、わたしは座っているな」「寒いと感じているな」 「肩のところにこりを感じているな」
など、頭に思い浮かんだことを、 もう1人の自分がそれを映像を見ているかのように観察します。
手順の ①姿勢を整える、②呼吸を整える、は前と同じです。
①姿勢を整える
背筋を伸ばす。一度肩に力を入れて、 ストンと肩を落として力を抜きます。
目を閉じる
②呼吸を整える
15秒ぐらいかけてゆっくり息をはく、 5秒ぐらいかけて鼻から息を吸う
③心を整える
頭に思い浮かんだことを声には出さないで脳内で★ 実況中継します。
こうすることで、余計な判断や思考を追い出していきます。
次のプロセスを繰り返して練習します。
思考・感覚が拡散する
↓
思考・感覚が拡散していることに気づく
↓
気づいた思考や感覚を観察する
効果は、この練習で自我や感情の暴走を抑え、★ 社会性や思いやりを司る脳の部位が活性化します。
対人関係やチーム力などコミュニケーション能力に深く関わる脳の 領域が鍛えられます。
わき起こる思考や感覚を観察をしている状態は、 何も考えていない脳の「アイドリング状態」に近づきます。
すると脳内の「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」 の活動レベルが高くなります。
このDMN は脳の複数の領域で構成されているので、 さまざまな過去の経験や記憶が
組み合わさりやすい状態が作られるからです。
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私もチャレンジ中、成長中です。
まだまだうまくできませんが。 あきらめずに1日5分なら頑張れるかなー
身に付ける、習慣がするのためには 別の練習が必要そうだなー。
前田英行@三日坊主
以上