「心の保健体育」心の健康を保ち心を育てるための学び。(ヒトの仕組みに基づく学び)

足が痛かったら、まず動かさない、痛みが続けば医者に行きます。 心が痛かったらどうしてますか? 

その27 心理的安全性を高める「ほう・れん・そう」の「お・ひ・た・し」返し

心理的安全性を高める「ほうれんそう」の「おひたし返し」

 

 「心理的安全性」を提唱したエイミー・エドモンドソン教授は、

人と人とがチームとして、仕事を通して学習を繰り返し成果を上げることを

チーミング」という言葉で説明しています。

 心理的安全性の概念は、チーミングの必要条件の一つ という位置づけです。

 

 エドモンドソン教授は、仕事に関して以下の3つの原則があるとも言っています。

 

◆「仕事」の3原則    

  1、仕事には問題が沢山ある。

     経験のない不確実なこと、助け合わないと解決できないことが沢山ある!

  2、仕事のミスは誰にでも当然起きる。

     ミスをすぐに報告すればGood! 放置することがNo Good 

  3、全メンバの仕事がチームの役に立っている!

     お互いに得意なことで助けあって目的を実現できる! 

 

 これら、仕事の問題、仕事のミス、メンバの仕事 についてタイムリーに

「報告、連絡、相談」することは、「チーミング」の必要条件の重要な一つに

になると、私は考えています。

 

 この「報告、連絡、相談(ほうれんそう)」を受けたメンバ(上司や同僚)が

下記の「お、ひ、た、し返し」をすることが、「心理的安全性」を高める重要なカギです。

 

◆ほうれんそうの「おひたし返し」

  お:怒らない

 ひ:否定しない

 た:助け合う

 し:いっ“しょ”に考える

 

 

お互いを信頼し合い、助け合う仲間関係をつくり、仕事の成果を上げるために

心理的安全性を高める「ほうれんそう」の「おひたし返し」

を常に実践していきたいと考えています。

 

 

 今回はここまでです。