その18 老齢期まで伸び続ける「結晶性知能」、「流動性知能」も加齢による伸びがある
老齢期まで伸び続ける「結晶性知能」、 頭の回転も加齢による伸びがある?
参考 大人のための図鑑 ビジュアル版 最新科学が解き明かす 脳と心の仕組み [ 池谷裕二 監修]
中年を過ぎると体力の衰えを感じます。加えて頭の回転・ 脳の能力も衰えていくのを実感します。
しかし、全部衰えていくのでは希望がありませんね。
ーーー 参考文献「脳と心のしくみ」より引用 ーーー
これまで、 年を取ると全ての能力が次第に低下していくと考えられてきた。
従来の認識と異なる事実も明らかになっている。
物事を即座に理解し、適切に判断して、問題を解決する能力を「 流動性知能」という。
俗にいう頭の回転にあたる。この知能は比較的早期に成熟し、 成人する頃にピークを迎え、
以降はだんだん衰えると言われている。
一方、これまで学習・経験してきた事柄を理解し、 新しい物事に照らしてより適切な判断を行い、
問題を解決する能力を「結晶性知能」という。 俗にいう博識のイメージに近いが、単なる知識ではなく、
それを問題解決に生かす、まさに長老の知恵だ。
結晶性知能は学習や経験の蓄積を前提とし、老齢期までに伸び続け るといわれる。
年代を調べる統計的手法には、いくつかの方法があるが、 年齢以外の要素の影響を
できるだけ少なくした方法(系列法)で調べると、「結晶性知能」 ばかりでなく、20歳のピークを迎えるとされる
「流動性知能」においても「加齢による伸びが見られる。
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少しずつ減少する。このことと、脳の機能が衰えることとを、 混同して論ずる向きもあるが、
そもそも神経細胞の数が多いほど賢いわけではない。
極めてわずかなものに過ぎない。
ーーー 引用 終わりーーー
中年・高齢者にも希望が持てますね。
「結晶性知能」 初めて聞きましたがいい響きですね。希望を持っていけそうです。
それには、体と心と社会的な健康を保ち、継続して問題を解決し続 ける意欲が必要です。
そうなれるよう行動することに努めます!!
by 前田英行 @ 「心の健康を保ち心を育てる」技術を学ぶ