「心の保健体育」心の健康を保ち心を育てるための学び。(ヒトの仕組みに基づく学び)

足が痛かったら、まず動かさない、痛みが続けば医者に行きます。 心が痛かったらどうしてますか? 

その30 ベーシックインカム(基本所得保障制度)で、心の健康をアップできるか?

ベーシックインカム基本所得保障制度)で、心の健康をアップできるか?

 

参考 内閣府 令和3年度 >  国民生活に関する世論調査  3.生き方、考え方について 

 

内閣府がおこなった令和3年度の 国民生活に関する世論調査によると

 

1. 働く目的は何か を聞いた結果は下記です。

 

「お金を得るために働く」 61%、

「生きがいをみつけるために働く」 14%

「社会の一員として務めを果たす(社会貢献する)ために働く」 12%

「自分の才能や能力を発揮するために働く」 7%

 

2. どのような仕事が理想的だと思うか を聞いた結果は下記です。

  (複数回答、上位5項目)

 

「収入が安定している仕事」(61%)

「自分にとって楽しい仕事」(52%)

「私生活とバランスがとれる仕事」(51%)

「自分の専門知識や能力がいかせる仕事」(36%)

「健康を損なう心配がない仕事」(34%)

 

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   いずれも、お金、収入がトップとなっています。

 生活に必要なお金を得るために、我慢しながら働いている国民も

 多いのではないかと推測されます。

 

  では、生活するためのお金の心配がなくなったらどう変化するでしょうか?

  例えば、ベーシックインカム基本所得制度)が日本に導入され

国民全員に「生活するために必要なお金が定期的に支給」された場合

上記1,2のアンケート結果はどうなると、あなたは思いますか?

 

 生活するお金のために、我慢して働くことが必要なくなるとすれば

「生きがいのため、社会貢献するため、能力を発揮するため」に働く

ことができるようになる確率がアップする のでは?

 

 また、 生活するお金のために、我慢して働くことが必要なくなるとすれば

「楽しい仕事、ライフワークバランスの取れた仕事、能力が活かせる仕事、

そして健康を損なわない仕事」に就ける確率がアップする のでは?

 

  これに伴い、心の健康もアップするでしょうか? 

あなたはどうおもわれますか?

 

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 ベーシックインカム基本所得制度)の必要財源を超アバウトに試算してみます。

  2人の世帯で年300万円(総務省情報)、夫婦と子供2人の4人家族なら600万円 で生活できると仮定すると、1億2千万人分で180兆円が必要になります。

 

 ベーシンクインカム(基本所得制度)が導入されると

 失業保険、生活保護、老齢年金、遺族年l金、加えて児童手当なども

 不要となります。 社会保障制度など国の制度がシンプルになり、

 これらの制度の経費がへり、その財源が活用できます。

 

  また、健康を損なわない仕事に就く人がふえれば、医療費も減るかもしれません。

 

  さらに、高齢者と若者、子育て世代間などの不公平感も少なくなる効果もでるかもしれません。 

 

   参考までに、現在の税等に関する金額は超アバウトで、下記となっています。

  国の税収は60兆円、地方の税収40兆円

  日本のGDPは550兆円

  日本の国の支出予算は100兆円、地方の予算総額も100兆円

 

  日本の社会保障制度を改革しコストを削減し、国民への基本所得金額をうまく調整すれば財源的には実現できる可能性もあるでしょうか? 

 

  ベーシックインカム基本所得保障制度)のデメリットは、

財源以外にもいろいろあると思います。

 国民の働く意欲がなくなっては全く成り立ちません。

 我慢して働くから、人は強くなり成長するという考えもあります。 

  ・・・

 

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  生活に必要なお金を得るために、我慢しながら働いている国民を

 少なくすることはできないでしょうか?

 

  心の健康を保ち心を育てるために、働くことや仕事に関して

 今までの常識を捨てて、根本から考え直してみるとどうなるでしょうか?

 皆さん アイディアを教えてください。

 

 END