その34 メンタルヘルス不全を引き起こす「心がグルグル捉われる」の予防・脱出方法
メンタルヘルス不全を引き起こす「心がグルグル捉われる」 の予防・脱出方法
参考 「心の保健体育®」シリーズ 「職場のメンタルヘルス」
メンタルヘルス不全を発症する大きな要因に、「 心がグルグル捉われる」ことが
あげられます。
例えば、職場で強いストレスを感じて、胸がドキドキし、 体が固まってしまう
経験をしたことがある方も多いと思います。
この状態が、職場を離れたり、 一晩寝ることで再発しなければ問題はありません。
問題は、この体験に「心がグルグル捉われて」 繰り返し繰り返し思い出し、
胸がドキドキ、体が固まる状態も繰り返されることです。
これでは、心も体も疲れてしまい、 メンタル不全を引き起こしてしまいます。
この「心がグルグル捉われる」ことを予防・脱出するために、
筆者が実際に行っている方法をご紹介します。
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方法① その場、その人になるべく近づかない
心・体の反応は意識では止められません。
方法② 思い出す暇をなくすために、無心・夢中になれる時間を持つ。
趣味、スポーツ、仕事や家庭と関係ない仲間と過ごす
方法③ 心の外へ書き出す
悩みが整理されて「なーんだこんなにシンプルなんだ」 と気づくことが多い
自分を外から見ることができて、大人の視点になれる
< ここからは上級者編です >
方法④ストレス原因のあの人に関する「注目点」 を2軸で考えてみる
自分が感じる感情や反応を変えるは大変難しいですが、 注目点は意識で追加できます
例えば、話し方が理不尽で怖いのでストレスを感じるケースでは、
注目点を追加して、 この人 仕事は出来るのかなと情報収集してみる。
・話し方は×だが仕事が〇なら、 仕事の仕方を注目して学ばせてもらいましょう。
話し方は〇だが仕事が×の人より、つきあう価値がありそうです。
・話し方もダメ、仕事もダメなら、 本気でなるべく早く離れましょう。
方法⑤「快と不快の健康バランス6:3:1」を知る
(気持ちがやすらぐ、仕事がはかどる 前向きな自分をつくる!)」によると
「楽しい・快適なこと」が6、「面倒なこと」が3、「 すごく嫌なこと」が1
のバランスが脳を感情的に健康にすると書かれています。
・面倒だなと感じたら、これは心の筋トレ、 心の基礎体力をつけるための「3」だな。
・すごく嫌なことが起きたら、10回に1回しかない、 自分の今の殻を破るかもしれない
貴重な「1」だな。 とその日の夜には思うことにしています。
どんなことでも前向きに考えられて、気持ちがやすらぎます。
なんといっても、 1週間のうち楽しいことが6で楽しくないことがー4なので、
楽しいことが毎週+2ずつ溜まっていく人生になります。 時間を味方にできる考えです。
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皆さんも、 いろいろやってみて自分にあった方法を探してみてください。