何も考えていない時に活性化しています。
「ディフォルト・ネットワーク」は、人間の創造性と深くかかわりがあると言われています。
明確な意識で物事を考えているわけではないけれど、まったく思考を停止させているわけでもない。
次から次へと頭に浮かぶ観念の波に揺られつつ、自由に創造の羽を羽ばたかせている状態です。
忙しい人は、頭の中に常に様々な「タスク」(目的)を持っているので
それで頭がいっぱいになってしまい、結果として脳の中で自由に使える
残容量が少なくなり、「ディフォルト・ネットワーク」は機能しなくなってしまいます。
つまり、自由に創造の翼を羽ばたかせることが難しくなります。
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「ディフォルト・ネットワーク」は、「無課題・無目的」の時に、最も強く働きます。
筆者は、今まで無駄ではないかと考えていた「無課題・無目的」の時間が、創造性を発揮する
重要な時間だったことに、「目からうろこが落ちる」思いがしました。
自由に創造性の羽を羽ばたかせるには、仕事や生活上の雑事という「課題」を脇に置いて、
「無目的」にぶらぶら散策してみることが、脳科学的にも効果的な技法だったんです。
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グーグル社
の「
20%ルール」もこれに関係しています。
勤務時間
の20%は、
仕事上の業務ではなく、純粋に自分の興味あることに「ぶらぶら」してみるというものです。
世界中で多くに人に使われているGメールも、この20%ルールから生まれた製品です。
脳の創造性ということに関して、これは非常に効果のある技法です。
皆さん
大人になっても青春時代と同じような好奇心や健やかな精神を持ち続けて、
心に余裕をもって、20%の時間は無課題、無目的に「ぶらぶら散策」しましょう!!
広い視野、長い目でみた本当の結果がついてくる確率が きっとあがります。