「心の保健体育」心の健康を保ち心を育てるための学び。(ヒトの仕組みに基づく学び)

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その45 「職場の人間関係」の新常識! よくないのが標準。たった2人との関係を大事にすれば十分。

「職場の人間関係」の新常識! よくないのが標準。たった2人との関係を大事にすれば十分。(その45)
 
参考 「ストレスフリー超大全」 by 樺沢紫苑さん(精神科医) 
 

 参考情報によると

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・「職場の人間関係はよくない」のがごく普通、標準です。

  人間は多様で自由が好きです。職場の全員が仲良しで、仲間外れがいないことはほぼあり得ません。

10か所以上の病院に勤務した、ある知人の経験でも「全員仲良し」という職場はなかったそうです。

ですから、「職場の人間関係が悪い」を理由に転職すると、次の職場も、その次も、何度転職しても

希望の職場は見つからないことになります。

 

・職場の人間関係の重要度は3番目

  人間関係で大事なのは、1番目が家族や恋人、2番目が友人や親戚です。

実は、職場の人間関係はさほど重要ではないんです。

職場で「仲良くなる、好かれる」ということをあまり気にしないことです。

報告・連絡・相談など仕事に必要なコミュニケーションをすることの方にエネルギーを注ぐことが大事です。

 

・職場では、たった2人との関係を大事にすれば十分!

 1人は、相談相手です。 あなたの味方で、気軽に相談できる人を一人だけ作りましょう。

 職場で悩むことは多いと思います。気楽に相談相手がいるだけで精神的に楽になります。

 人間は「孤独」が一番つらいです。誰にも相談できないと、ストレスが溜まる一方で、

 事態はさらに悪化していきます。

 もう1人は仕事のキーマンです。仕事の成果をスムーズに出すためのカギを握っています。

 この2人との人間関係を重視し時間投資をしましょう!

 

・新参者がすぐに溶け込むのは不可能、悲観する必要はない

 あなた以外の方々が、長く同じ部署に勤めていて毎日顔を合わせているのなら,

 仲間の輪ができていて当然ですね。あなたが「職場の人間関係」を警戒している間は、

 職場の人たちは、あなた以上に警戒の目であなたを見ています。

 ここでは、自らが「警戒」や「疑い」を解きながら、理解に向けて前に進む行動が必要です。
 
 
・職場の人が望んでいるのは「仕事の成果」、これが良好な人間関係」を作る
 
  職場の人は、あなたが「仕事ができるかどうか」、「与えられた仕事をきちんとこなせるか」

「早く会社の戦力になって自分たちを助けてくれるか」を観察しています。
 
あなたが仕事でしっかり努力することで、その対価として「理解や信頼」が得られます。
 
これが「職場の人間関係の輪の中に入る」ための道筋です。