「心の保健体育」心の健康を保ち心を育てるための学び。(ヒトの仕組みに基づく学び)

足が痛かったら、まず動かさない、痛みが続けば医者に行きます。 心が痛かったらどうしてますか? 

その47 不安を行動で取り除く 

不安を行動で取り除く 

 

参考 「ストレスフリー超大全」 by 樺沢紫苑さん(精神科医) 

 

参考情報によると

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不安が起きるときのヒトの仕組み  ノルアドレナリンの分泌

 「不安」「恐怖」「緊張」感情が湧く時、脳内にノルアドレナリンが分泌されます。

これが分泌されると脳が研ぎ澄まされ、集中力が高まり、判断力が高まります。

併せてアドレナリンが分泌され、心拍数があがり、全身に血液がいきわたり、いてもたっても

いられない状態になります。弱肉強食の世界で敵を前にしたときに、全力で逃げるか、戦うかの準備です。

 ノルアドレナリンが引き起こす不安や恐怖が、ピンチを脱出するエネルギーとなります。

困った時にさっさと行動しろとあなたを猛烈にせかす物質がノルアドレナリンなんです。

 

不安は何もしないと増え、行動すると減る

 不安は、ピンチの状態の時に「早く行動して脱出しなさい」という身体からのサインです。

何もしないで放置するほど、不安が強まります。悩みを抱え、不安になった時に

「どうしよう、どうしよう」と思考停止ループに入ることは、大きな大きな間違いです。

 

不安を消すことは簡単、「行動」することです。

 行動することで、不安は必ず軽くなります。何かするだけで気分が変わります。

その際に「簡単に行動できるようにハードルを下げる」ことがポイントです。

 例えば、早起きができずに悩んでいるいる時に、理想は朝6時に起きることだと考えるとハードルが上がってしまいます。

まず、5分だけ早起きしよう、それが出来たら15分早起きしよう、と出来そうな目標を段階的に設定することで

ハードルを下げて、まずは行動しましょう。気分が変わります。段階的に良い方向に向かいましょう!

 

悩みは行動しながら解決していくもの、まず3つの行動をしましょう 

(1)話す 

  バカヤローと大声で叫ぶ。

  相談する。

  友達とのおしゃべりで、ストレスを発散する。

 話しているだけで新しい視点に気づき、問題解決の糸口が得られます。

 

(2)書く

  悩みを書き出すとストレスが吐き出されます。

  頭の中が整理できて、悩みが明確になります。

 自分を見つめることができて、自分を変える手がかりを得られます。

 

(3)体を動かす

 どうしても強い不安があるなら、今すぐ外に出て100mを全力疾走してください。かなりすっきりします。

 不安は何かをしなさいというエネルギーなので、全力で運動すると不安感情は軽減します。

セロトニンが活性化して、ノルアドレナリンを正常化します。

脳内を鎮静し、リラックスさせ、ネガティブ感情を消し去ってくれます。

 

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「不安」があるならまず一歩「行動」することです。